第40回 子供の目線、大人の視線

私は「ゴーストライターX」。『昭和の香り日記』をお読みいただきありがとうございます。今回は実際よりも物事が「広く」「高く」「大きく」見えた「子供の目線」を、事例をあげて振り返りましょう。でも大した事例ではありません。事例A「楽々園遊園地」広島県西部在住高齢者たちが、まだバテレン国の黒ネズミはよく知らないころ、世界のキティちゃんも誕生以前…

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第39回 エニグマ《謎》

主題 「エニグマ《謎》」クラシカル音楽ではエルガーの『エニグマ変奏曲』を思い浮かべる。主題の旋律が崇高なオーケストレーションで奏でられる《ニムロッド》。変奏曲の中でも特に有名な曲だが題名が覚えられない。そこで私は《ニトリ》と呼んでいる。だが『エニグマ変奏曲』がここでの主題ではない。私の「エニグマ《謎》」は、邦画『ドライブ・マイ・カー』で…

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第38回 追悼《Sunday》ソンドハイム・ミュージカル

クリスティーヌに仮面を剥がされ「おめえ、何するんじゃ」の『オペラ座の怪人』とか、ファーストレディーなのに日本人記者から「伊勢エビはお好きですか」と質問されそうな『エビータ』とか、猫のうんちだらけで街は臭そうな『キャッツ』とか、「劇団四季」翻訳公演の影響か、日本では英国ロイド=ウェーバー作曲のミュージカルが、よく知られています。《メモリー…

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