第18回 彼岸花ちゃんの言伝


高齢ながらお遍路さんの姿で親しまれている、地元幟町マスコットキャラクター「彼岸花ちゃん」。彼女の訃報が届きました。昨年はコロナ禍の影響で、欧米からの観光客の激減と、相次ぐイベントの中止のため「彼岸花ちゃん」の仕事も影響を受けていたようです。それでも「うちね、インターネットを使って持続化給付金の手続きを、ひとりでやったんよ」と笑いながら話したお茶目な人。若い世代のマスコットキャラクター達が、次々と職を失っていく状況に、「うちみたいな年寄りはもうええけど、あの子らがハローワークで並んどる姿をみるのが、つらいんよ」と思い遣る「彼岸花ちゃん」が印象的でした。

歌が大好きだった「彼岸花ちゃん」が、ある時ぽそっと「うちね、今時の歌が歌えん。よう覚えられん」と漏らした事があります。「メロディーがはっきりせんのよ。歌詞も、ありゃー長い日記じゃ」。「CDになる前は曲も3分間位じゃった。じゃが、短こうても、よー伝わってきたんよ」。つづけてこのようにも話していました。「メジャーデビューじゃ言うて、よー聞く様になったが、全米デビューじゃのうて、日本で全国デビューした時に言うんじゃの。みんな向こうで上手くいかんうちに、えらいハードルが下がったんじゃね」。ちなみに「彼岸花ちゃん」に、「今、好きな日本の歌手は」と尋ねたら「坂本冬美」「清水ミチコ」。即答でした。

みなさん、知っていましたか。実は「彼岸花ちゃん」は、ラッパーでもあったんです。少女時代に進駐軍の兵隊さんから直々にラップを教わったのですよ。ですから今時のラッパーを「雰囲気ラッパー」と言っていました。動画サイトに「彼岸花ちゃん」の投稿が残っていました。ここに貼り付けておきます。

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彼岸花ちゃん、ありがとうございました。

ゆっくりとお休みください。


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