第38回 追悼《Sunday》ソンドハイム・ミュージカル

クリスティーヌに仮面を剥がされ「おめえ、何するんじゃ」の『オペラ座の怪人』とか、ファーストレディーなのに日本人記者から「伊勢エビはお好きですか」と質問されそうな『エビータ』とか、猫のうんちだらけで街は臭そうな『キャッツ』とか、「劇団四季」翻訳公演の影響か、日本では英国ロイド=ウェーバー作曲のミュージカルが、よく知られています。《メモリー…

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第37回 子供たちの日本沈没教

今日の『昭和の香り日記』は、「私の新興宗教」の時間です。1970年代の、洋・邦パニック映画ブームが人格形成期と重なった私。(と、同世代の私みたいな少し変な人)にとって「日本沈没」は、まさに新興宗教でした。開祖はもちろん原作者小松左京の小説。しかし事実上の開山であり教典に当たるのは、1973年公開の映画『日本沈没』です。東洋の小さな島国で…

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