第20回 マスク売りの少女

「マスクはいかが。マスクはいかが。売れ残ったマスクはいかが。引き取り手のないアベノマスクもいかが」。夜の街に、売り声が虚しく響きます。マスク売りの少女は手に提げたカゴを見つめて、「1枚も売れない」。そう嘆きました。マスク売りの少女の前職はマッチ売り。流しのマッチ売りで立ち寄ったバーやクラブがコロナ禍で廃業・休業となり、千鳥足で「うちにけ…

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